全身の変化
- 食欲が落ちた、元気がない
- 体重が減った、成長が止まったように見える
- 発熱が続く、または繰り返す
FIPが疑われるときに、今確認すること、受診時に伝えること、治療中に記録することを順番に整理できます。

猫コロナウイルスへの曝露を示す結果だけでは、FIPかどうかは決められません。症状の経過と複数の検査結果を組み合わせ、他の病気の可能性も含めて獣医師が評価します。
FIPの症状はひとつに限らず、進み方も猫ちゃんごとに異なります。気づいた日と変化の組み合わせを記録しましょう。
完璧なメモは必要ありません。「いつから」「どう変わったか」が分かると、診察の手がかりになります。
検査の選び方は状態によって異なります。下は一般的な進め方であり、すべての猫ちゃんに同じ検査が必要という意味ではありません。
年齢、生活環境、症状の経過、体温、脱水、お腹・胸部・目・神経の状態を確認します。
血球、肝腎機能、たんぱくなどを確認し、全身状態と他の病気の可能性を評価します。
レントゲンや超音波で胸水・腹水、臓器、リンパ節などを確認し、必要に応じて液体を調べます。
PCR、細胞・組織の検査などを状況に応じて組み合わせます。どの検査も単独で完全ではないため、全体を見て判断します。
抗ウイルス治療の薬、経路、投与量、期間は、病型、体重、食欲、神経・目の症状、検査結果をもとに獣医師と決めます。
自宅で続けやすい一方、確実に服用できたか、嘔吐や下痢がないかを確認します。食事との間隔や投与方法は、使用する薬の指示に従います。
経口治療を確認する →経口投与が難しい場合などに検討されます。保定、器具、衛生管理、投与部位を獣医師から学び、注射後は皮膚の変化を記録します。
注射治療を確認する →治療反応だけに頼って診断せず、想定どおりに改善しないときは、投与状況、他の病気、併発症などを獣医師と再評価します。自己判断で用量や方法を変更しないでください。
単日の数値より、変化の流れが重要です。できるだけ同じ時間帯・条件で記録します。

知識と日々のケア
FIPの基本、検査のこと、日々のケア。大切な情報を、わかりやすく。
答えられない項目は「不明」で構いません。この順番でメモすると、診察時の情報共有がしやすくなります。
動物病院でFIPの疑い、または診断を伝えられていますか?
最初に変化に気づいたのはいつで、どの症状から始まりましたか?
現在の体重と、直近1〜2週間の体重変化は分かりますか?
食事と水分はどの程度とれていますか?
呼吸の速さや苦しそうな様子、お腹の張りはありますか?
目の濁り、ふらつき、けいれん、行動の変化はありますか?
血液検査や画像検査の結果、現在使っている薬の一覧を準備できますか?